院長コラム

ごあいさつ

この度クリニックビル3Fの歯科が2月29日(日)より「いとう歯科」として再開いた しました。北代先生が進めてこられた地域医療を継承し、先進医療を提供していきたいと 思います。

また、定期健診、治療途中、入れ歯や差し歯でお困りの方、痛みのある方など どうぞ安心して御来院ください。「いとう歯科」ではお口の中で使用する器具を完全滅菌 しております。人は様々な微生物やウイルスを持っています。患者様に使用する器具を滅 菌する機械が正常に働いているか、月に1度サンプルをアメリカの検査機関に送って調べ ています。手指は、オゾン循環方式で除菌効果の高いオゾンエアータオルを使用したのち 歯科用グローブをして治療することなどにより、院内感染を防止しています。また、痛み の少ないように治療するため、表面麻酔をしてから細い針を使って浸潤麻酔します。 歯には、いろいろな痛みの表現があります。歯が「ズキズキする」「浮いた感じがする」 「噛むと痛む」などがありますが、とくにこの季節、気温も下がり、山では雪が降り、水 も冷たくなると「水を飲んだり、うがいをするとしみる」という方が多くなります。歯に は見える部分(歯冠)と、見えない部分(歯根)があります。一番外側の白い部分がエナ メル質で、水晶と同じくらいの、かなり硬い部分です。その下に少しやわらかい象牙質が あります。その中には歯髄があり、神経と血管が入っていて、歯に栄養をあたえています。 歯の根はセメント質で覆われていて、歯根膜というある種のクッションを介して歯槽骨の 中に埋まっています。この象牙質やセメント質が不当なブラッシングや歯周病などにより 露出してしまい、これらの表面に外来刺激が加わると電撃性で一過性の痛みが現れます。 これが、よくテレビなどで言われている「知覚過敏症」です。治療方法は大きく分けて3 つあります。1)保存療法…薬剤塗布、歯磨き粉などにより露出した表面をコーティング する。2)充填法…しみるところを削って詰める。3)歯髄除去療法…1)2)で症状が 改善されないとき、歯の神経をとる。 まず、どのくらい痛みがあり日常生活 に影響しているか検査し可能ならば保 存療法からはじめます。症状が改善さ れないときは、2)や3)の方法も行 ないますが、歯は、神経をとってしま うとどうしても寿命が短くなります。 保存療法や充填法で済むように定期的 に歯周病の検査や正しい歯のおそうじ のやり方を受診してください。最後に なりましたが、「いとう歯科」は地域 のみなさまの健康に少しでもお役に立 てるよう努力していきたいと思います ので、どうぞよろしくお願い致します。